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眠るための夜ではない

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2014.05.29 Thu no title

始めに異変に気づいたのは

確か父だったように思う

母は首を振って笑ったけれど

籠の中のハムスターだけは怯えていた

怯えきっていた


誰も夜がどこからやって来るのか知らない

大して知りたいとも思わないからだ

バス停のないところに、バスは止まらない

それくらい当たり前のことだ


変色した唇の押しつけられた

ビニール袋が舞って行く

あんなに沢山の思い出をつくったのに

ひどくかろやかな音がするんだ