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眠るための夜ではない

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2015.06.23 Tue

零し損ねた水は
いずだって決定的な一滴だ

夏の始まりのこの時間は
街ごと遠のいていくような錯覚
ひしめく背中の一つ一つが
違う後悔の名前を背負っている

懐かしい人を思い出すとき
真っ先に浮かぶのは、何故だかその人の背骨の形なのだ

普通に生活をしていたら
嗅ぐことのないような匂い
危機感
土は過ちごと溶かして呑み込んでくれるだろうか
こんなにも人間らしい私の
人間らしい間違いを
有機物と見なしてくれるだろうか