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眠るための夜ではない

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2014.05.29 Thu ひとごと

乱れた髪に雪が降り積もる

これは一種のドラマである

一話完結型の


欠陥工事の手本のようなプロセスを経てつくられた

スポンジ状の体は

思いのほか抱きしめがいに欠け

僕は途方に暮れる

夜がまた一歩近づく


おばけトンネルの入り口に佇む

老婆の霊に君をしてしまいたい

好奇と畏怖の対象となって

僕の死後もずっとそこに縛り付けられていて欲しい

だがあの高架道路が燃えた今

それもさほど叶わぬ夢である


この恐怖を美しいと思う心は

どこか不謹慎めいている

それでも笑うのを堪えたりはしない

因果応報の法則にも治外法権はあると、知っている

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