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眠るための夜ではない

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2014.05.29 Thu 見村

いたずらに人の恥ずかしい筋道を

箸先でつつくことが正義と思っていた

そして文字通り君は捌かれた


芸術一つのために

優しい心も慈悲の精神もいらない

成長を止めた欠損児の集う

一種のキンダーガーデンである


君だけは

君だけは

そんな柔な物語と無縁と思っていた

君だけは

君だけは

そんなありがちな傷痕からかけ離れていると思っていた

だがそう望んだこの我儘もまた

同じくらいに陳腐な罪である


普通が一番ねと不細工なガールフレンドが笑う

電車がひとつ駅を飛ばしていく

昨日の僕によく似た人が駆けて行く

どちらがより大きな不幸なのかわからない

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