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眠るための夜ではない

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2015.01.26 Mon たき火

コンパスも意味をなさない
朧気な高原で
ひとびとは火を囲んだ
亡霊のように伸びたテントの陰は
いつかあの地平線まで届いた

自分が、抱き締めているのか
抱き締められているのか
それすら分からない闇夜
うろつくハイエナをおっぱらう
最後の灯火を分かち合う

太陽が、空の縁を焼く
古めかしい手紙のように
めくりあがりながら、ほどけていくものは
君の思い出を抱いて眠る
吹き付ける風に灰が揺れる
気配だけが、そこにある

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