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眠るための夜ではない

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2018.12.19 Wed

穏やかな波のうねり
砕けた潮の隙間から
私の死体が見える

砂つぶにまみれ
水気を含んだ掌は
あさましく投げ出されている
投げ出されつづさている

都合の悪いものなら大抵は
まやかしだと言い聞かせてやりすごせるのに
この冷気の生々しさだけがいやにこびりつく

ここらあたりでおしまいにしようと思う
そういう思い切りのよさもまた
誰にも掬われぬまま枯れていく

存在そのものが不運だった
そういう在り方でただよう魂にも
その砂浜は居場所をくれる

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