2018.12.20 Thu
つかの間の夢のように
遠ざかっていく冬の中に
何もかも置いてきた
悦びも強がりも
しんと冷えた窓枠だけで
繋がっているような記憶
降り積もる雪は薄汚れても
革靴の底でまた 煌めく
例えようもなく生々しいものは
例える必要もないのだ きっと
言葉の要らない草原
そこで歌える歌もあるだろうと
漂う唇の名残
舌のもつれさえ愛おしい
かけらも失いはしない
剥がれて尚そう言える
遠ざかっていく冬の中に
何もかも置いてきた
悦びも強がりも
しんと冷えた窓枠だけで
繋がっているような記憶
降り積もる雪は薄汚れても
革靴の底でまた 煌めく
例えようもなく生々しいものは
例える必要もないのだ きっと
言葉の要らない草原
そこで歌える歌もあるだろうと
漂う唇の名残
舌のもつれさえ愛おしい
かけらも失いはしない
剥がれて尚そう言える
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