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眠るための夜ではない

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2018.12.21 Fri

無数のガラスに反射する
秋晴れの空に浮かんでいる
あのおのおのの顔

観葉植物の揺れるベランダに
しなびた烏が干されてる
上空の風に揺れて
ソファに落ちた影が飛び跳ねる

誤って届けられた
茶封筒の手紙があった
誤って住み込んだ
知らない赤ちゃんがいた
そんなものたちの寄せ集めで
その角部屋はできていた

お茶を淹れましょう
しわがれた声で言う
皮膚の上にあますところなく皺の刻まれた
その人が男なのか女なのかもわからない

そうしましょう 頷いてわたしは出かける
駅についてもまだ
その懐かしい湯気に包まれたまま

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