FC2ブログ

眠るための夜ではない

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイトHome > 未分類 >

--.--.-- -- スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2018.12.21 Fri

横たわった巨大な街の
脊髄のように伸びていく高架道路
しみったれた骨組み
そのしずかなあたたかみ

忍び寄る季節は死のごとく
誰にも平等で
そのくせこの寒さに耐えることを僕らは学べない
連れ合いは謎の哲学をふるう

肉の剥がれた骨を思わせる
そびえ立つ工事現場から漂う
なにかしら 機械的なものの香り
汗と油と火花

初潮の戸惑いとはほど遠い
洗練された街灯の側で
ふいにわたしの足を止めるものはなんであろうか
二人の人間の指紋
驚くべき類似と相違
突起と亀裂

東京の真ん中に突如現れた
そこは巨大な裂け目だった
吸い込まれていくコンクリートの赤ん坊の
ガラスでてきた瞼
鉛色の眼球
迸るモスキート音で彼は鳴いた

押し流される私たちははたして
生まれ損なった精子 卵子だったろうか
看板を剥がれたポスターが空を埋め尽くす
この奇怪な景色の中で

スポンサーサイト

Comments

name
comment
comment form
(編集・削除用) :
管理者にだけ表示を許可
QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。