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眠るための夜ではない

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2011.02.01 Tue 闇鍋

「向いていない」と言えばそれまでのものを

何年もかけて追究したり、或いは温めたあとに砕いてしまうのだから

人間ってやつはどこまでもついていない


二人目の奥さんと別れたときでさえ

へらへらと笑っていた大阪出身の父は

例年より暖かい秋の一日 二十歳の私を残してぽっくりといってしまった

骨っぽいのっぽの代わりに 今は冷えた灰色の石が

私を笑っているようだ


「愛してる」も「信じてる」も、意味など考えない方が良い言葉ばかり

繰り返し繰り返し歌に使うものだから

今更そんなシンプルなことでは

詩一つ書けやしない

書けたためしがない


私たちが協力して散らかさなくたって

もう十分ねじ曲がっている人生の空間で

全てを司っているのは、あの神様

運とかカルマとか努力とか 色んな名前を持っているだけの


だから今更 愛することの意味なんか考えない方がいい

黙ってセックスしてキスしてセックスすればいい

そうすればきっとへらへら笑えない私の 私なりの

「愛してる」とも「信じてる」とも「神様」とも違う詩が

一生のうち一つか二つくらいは、書けるかもしれない


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