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眠るための夜ではない

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2012.12.13 Thu no title

全ての優しさにつけられる名前があると思っていた

父が死ぬまでは


叩き付ける雨粒の音は

ときに痛々しく、ときに神々しく、

彼女の心のひび割れにしみこむ


庭先に咲いた紫陽花の花びらの

鮮やかなグラデーションに

大きな掌を垣間見る

そしてそれは、冷たくなった体から魂を取り除く

あの掌と同じである


それでもこの優しさに、また名前をつけてしまう

凝りもせずに


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