2013.03.15 Fri ドライブ
冷えたウィンドウに頬をよせて
洗い流されていく光の向こうに
いつか見た終焉を予感した
少しだけ倒したシートの
狭間と狭間に落ちて、潰れて
ひしゃげたままの携帯電話
呼んでも来ない人
その名前を呼ぶだけの、無能な電波塔
音もなく
真夜中を切り裂くスピンのように
泣いて
大事にできなくても
大事なひとだった
上手に愛せなくても
確かに愛だった
洗い流されていく光の向こうに
いつか見た終焉を予感した
少しだけ倒したシートの
狭間と狭間に落ちて、潰れて
ひしゃげたままの携帯電話
呼んでも来ない人
その名前を呼ぶだけの、無能な電波塔
音もなく
真夜中を切り裂くスピンのように
泣いて
大事にできなくても
大事なひとだった
上手に愛せなくても
確かに愛だった
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