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眠るための夜ではない

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2013.03.24 Sun 公園

外灯の

ぽつんとだけ 灯った公園で

おじいさんはにやにやしていた


砂場では

首のない犬たちが

ありもしない歯でボールを咥えようと

奮闘し


もう暮れきった陽の

向こう側で

朝は手招きをしていたが

どこかでもう、手遅れなことを

僕は知っていた


大木の隣に並んだ

大きな時計には、

何かが足りない

のに それが何か思い出せない

もやもやは、やがて公園を包み込み


焼け落ちながら

公衆便所に捨てられた

少女の死体と一緒に

眠りに就いたのだった


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