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眠るための夜ではない

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2013.04.09 Tue no title

夏が明ける

飛び散った米粒をつまみながら

大家さんは殺虫剤をまいている


熱を持ったブラウザに

頬だけでもたれて

受話器から聞こえる

威勢の良い声は

いつもの間違い電話


大家さんは激昂する

散乱した生ゴミをかき集めて

知らんぷりするだけのゴミ収集車


壁一枚を挟んで

腐乱したお隣さんと交信する

水たまりが僕の部屋まで浸食して

僕は激昂する

大家さんが泣き出す


笑っていたのは鍵屋

最初から最後まで

知らなかっただけの鍵屋

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