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眠るための夜ではない

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2013.08.27 Tue

なくしたものはもう

全て見つけたはずなのに

悲しい予感だけが

こびり付いていた


窓の隙間から振り込む

雨粒で目を冷ます

外はもう暗い

だれもかれも帰ってゆくところ


まとわりつく湿気に抱かれながら

こいびとと手を繋いで弁当を買いにゆく

去年の同じ頃、違う人とのぼった

この坂道を歩いてゆく


「忘れたものはないかい」

そう尋ねるなんでもない横顔に

ふいに泣き出しそうになる

なくしたものはもう

見つけたはずなのに


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